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京都・奈良の旅2017 その4 [旅の記録]

【4月23日(日)】

今日は再びの京都です。
京都駅からバスに乗って高雄方面へ。50分くらいで山城高雄に到着です。
バス停後方の石段を降りていくと、きれいな谷川が現れます。

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橋を渡って、今度は石段を登っていきます。
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ひたすら登ります。
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まだまだ登ります。
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ようやく山門が見えてきました。


とても静かで清々しい境内です。
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ふたたび石段を上がっていくと……
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金堂が現れます。
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金堂をお参りした後は名物「かわらけ投げ」っちゅーもんに行ってみましょうか。
予備知識がまったくなかったので売店のご婦人に聞いてみたところ、素焼きの器を谷に向かって投げることで、厄除けになるとのこと。
なにそれ、面白そう、やるやる~~!

するとご婦人がたまたまそこにいたお寺のお兄さんをつかまえて「今からこのお兄ちゃんが手本見せてくれるから」と。
お兄さんはのっそりと奥へ入ると例のかわらけを10枚くらい手にして戻ってきました。
お兄さん、どんだけ厄落とすの!?

かわらけ投げというのはですね、
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こういう素焼きの小さな盃みたいな器をですね、
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この谷へ向かってぶん投げます!


お兄さんはまずこの谷の説明をしてくれたのですが、「ここはキンウンケイと言って……」と聞いた時、とっさに私の頭に浮かんだ字は「金運系」であった。
なにそれ、この辺りに投げると金運で、あっちの方に投げると縁結びとかあるわけ? プププッ、と半笑いで聞いていたら、空海さんとか出てきて、どうやらそういう話じゃないということに気付いた。
後でちゃんとパンフレットを読んだら「錦雲渓」でした。。。
己がいかに欲にまみれているかを痛感いたしました。

さて、かわらけ投げです。
ただの素焼きの器、投げたってひゅうっと落ちるだけでは?と思われるのですが、谷間に上昇気流が発生していて、うまく飛ばすと向かいの山まで飛んでいくこともあるのだとか。
くぼんだ方を下にして、少し斜め下に向かって投げるのがコツだそうです。
まずお兄さんがお手本を見せてくれます。

おおおー、ホントに風に乗って飛んでいくー。

次々と投げるお兄さん。
どれどれ、それでは私も……。

一投目、まったく風を捉えることができず、すぐそこに落ちてしまった。
二投目、不安定にぶれていますがそこそこ飛んでいきます。

後ろから売店のご婦人が「女の人でなかなかそんなには飛ばないよ」と褒めてくれました。
遠くに飛べばいいというものではなく、素焼きが土に還ることで厄落としになるらしいので、飛びの良さは関係ないとのことでしたが、やっぱりちょっと嬉しい。
とっても楽しかったです、とお礼を言ってその場を後にしました。


山門まで登ってきた石段を降りて、川に沿って歩いて行きましょう。
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ちょっとしたハイキング気分でとっても気持ちいい。

10分ほどで西明寺に到着です。
こじんまりとした可愛らしいお寺。
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参拝料の割にはさほど見るものはない。

謎の馬くらい?
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お次は高山寺へ向かいますが、ちょっとその前に腹ごしらえ。
途中でこじゃれたお店を見つけたのでお蕎麦を食べていきましょう。

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こんな爽やかな景色を眺めながら、瓦そばっちゅーものをいただきました。

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熱した瓦の上に茶そば、錦糸卵、牛肉、ネギ、ノリが乗っています。
レモンや紅葉おろしで味に変化をつけながらどうぞ。
これがうまかった!
瓦に触れている部分のお蕎麦がカリカリしているのがアクセントになってまた良し。
今回の旅の食事ではこれが一番うまかった。

さて、高山寺へ向かいましょうか。
今回の旅のきっかけその2はこの高山寺です。
河合隼雄の「明恵 夢を生きる」を読んで、明恵上人が住まわれたこの高山寺へ行ってみたいと思っていたのでした。

こちらもやはり石段を登った山の上にあります。
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参道を通って金堂へお参りしましょう。
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この金堂の建っている場所はとても空気の流れが気持ちいい場所でした。
清々しい気持ちになります。
金堂とか本殿の建っている場所というのはやはりそういう場所が選ばれているのでしょうね。

境内は参拝自由ですが、石水院は参拝料800円が必要。
この価格設定はちょっとぼったくり感がありますが、国宝の維持にお金が必要なのでしょう、そうでしょう。

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かの有名な鳥獣戯画が売りですが、別の巻は上野の博物館でも見られたと記憶する。
明恵上人愛玩と伝えられる木彫りの子犬像は一見の価値あり。
小首を傾げた姿が愛らしく、こんなのが傍らにあったらさぞや心が和むだろうと思われる。

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お庭もきれいでした。


今回の旅はこれまで。
お疲れ様でしたー。





京都・奈良の旅2017 その3 [旅の記録]

さあ、まだまだ行きますよ。
お次は東大寺。
今回は大仏殿と戒壇堂はスルーして、バスに乗って山の上の二月堂、三月堂方面へ。

バスを降りるとすぐにあるのが手向山八幡宮です。
こじんまりとしていますが、とても気持ちのいい境内です。

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楼門が美しい。

こちらの神社の神紋は「向かい鳩」です。
なんと、こんなに可愛い!
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紙製の絵馬は200円とお手頃だったので、思わず奉納。

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灯籠にも鳩、鳩、ハート。


はい、どんどんいきますよ。
二月堂はお水取りで有名ですね。
お堂の中には入れませんが、舞台から奈良の街を一望できます。

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この芝生のところにお水取りの参拝客がひしめき合うのだよね。

続いて法華堂(三月堂)へ。
参拝客が少なくて静かに仏様と向き合えるお堂です。
すっかり忘れていましたが、10年前に訪れたことを、お堂の中の空気で思い出しました。
ちょっと薄暗くて、静かで、大きな仏様がずうんと立ち並ぶ。
天平時代の古い仏様です。
畳敷きの腰掛もあって、ゆったりとした気持ちでぼんやりと仏様を眺めることができます。
その前に合掌礼拝をお忘れなく。

このお堂自体も国宝に指定されています。
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屋根が少し変わった形になっているのがお分かりになるでしょうか。
左側の三角部分が古い天平時代のもので、鎌倉時代に右の建物と屋根をつなげて一体化したそうです。


だいぶあちこち回りましたが、まだまだ時間があります。
再びバスに乗って春日大社へ。
ここはやはり丹塗りの朱色が外国人受けするのか、多くの観光客が訪れています。

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灯籠の間から顔をのぞかせる小鹿が愛らしい。

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丹塗りの柱と灯籠の波。Oh, ジャパン!

御蓋山の山頂、浮雲峰は神が降り立ったと伝えられる霊峰。そこから本殿、平城宮跡大極殿に続く尾根線上に遥拝所が設けられています。
おおー、パワースポットライン。
浴びとけ浴びとけ。

参拝ルートの中には「藤浪之屋」という建物があって、建物自体も重要文化財なのですが、この中を真っ暗にして火(電気ですが)を灯した燈籠が暗闇に浮かぶ、幽玄の美を感じられるスポットとなっております。
壁は鏡張りなので無限の燈籠の灯が揺らめく。オー、ビューティホー!
萬燈籠という神事を感じていただこうという趣向らしいですが、なかなか観光客の心をつかむのが上手いです、春日大社さん。

せっかくなので国宝殿も観ていきましょうか。
こちらの目玉はなんといっても国宝の鎧4領そろい踏み。
中でも赤糸威大鎧(竹虎雀飾)と、同じく赤糸威大鎧(梅鶯飾)の美しさったらなかったね。
金物の飾りの精密なこと!
精密すぎてよくわからない!

他にも防具などが展示されていて、昔の武者はこんなもんを身につけて命のやりとりしてたんだから大したもんだよなぁ、こういう防具の紐を締めて送り出す奥さんの心中はどんなもんだったのか、しかしそれを顔に出さないのが武家の妻だったりするのか、いやそもそも女は防具とか触ってはいけなかったりするのか、などなど、その時代に思いを馳せてみました。

国宝殿の隣にはこじゃれたカフェが併設されていて、こじゃれたソフトクリームとかこじゃれたパンケーキとかが楽しめます。

私はこれ。
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商売が本当に上手です、春日大社さん。


本日の観光はここまで。
ホテルに帰って休みましょう。
夕食はからあげ定食。関西人はよく関東の料理は味が濃いと馬鹿にするが、このからあげは私が普段食べているからあげよりも断然しょっぱかったです。

明日は京都へ移動します。
また会おう、せんとくん!
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京都・奈良の旅2017 その2 [旅の記録]

【4月22日(土)】

本日は奈良公園周辺を観光しますよ。
天気も良くて混みそうだから早めに出発。
9時前には奈良公園に到着。

まず目に入るのはやっぱり鹿。

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あ、間違えた、これはしかまろくんだ。

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やる気のないお顔。


まずは興福寺へ。

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この五重塔は本当に美しい。惚れ惚れするようなお姿です。

知らないで行ったのですが、北円堂は春の特別開扉の初日!
もちろんお参りします!

ここは運慶作の弥勒さまをはじめ、かの有名な無著・世親像、四天王立像と国宝がズラリ。
すすすすばらしい。
これよ、私はこういうのが見たかったのよ~、と顔には出ないが大興奮。

ぐるりと回って近くから素晴らしいお姿を拝めますが、やはり真正面から拝んだ構図が最高です。
正面にご本尊の弥勒さま、両脇侍の菩薩、奥の左右に無著・世親。
それらの像が無言でこちらを見つめます。
四天王はちょうど隠れている。
完璧な構図が説得力のある美しさ。完成された世界を感じます。
うーん、すごい。
午前中だったので、東の扉から入る日の光を受ける無著像が美しかったなぁ。
四天王は右手で「よっ」という感じでトレイを持つような恰好の多聞天がいい。
しつこく何周もしてから外に出ました。

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ご参考までに、チケット裏の配置図をどうぞ。


続いては興福寺といえばこれ、阿修羅 -天平乾漆群像展-です。
こちらも春の特別公開中。
稼ぎ頭の阿修羅像をはじめとして国宝・重文がずらり勢ぞろい。壮観です。
それぞれ、一体だけでも人を呼べるようなお宝が惜しげもなく並べられているのはさすが奈良の名刹。
東京の博物館に連れてきたら人だかりができるに違いない、あの仁王像が奥の方にさりげなく配置されているんだもの。
なんて贅沢なんでしょう!
仁王像、八部衆、天燈鬼・龍燈鬼あたりは上野の博物館でも拝んだことがありますが、いいものは何度見てもいいものだし、こうしてお堂に並んでいるのもまた違った雰囲気でいいです。

引き続き東金堂へ。
こちらもまた国宝・重文の仏様が所狭しと並べられています。
だんだん有難味が薄れてくるのがおそろしい……。
私はやっぱり十二神将像が好きです。
あの有名な仏頭がよこちょの方に「とりあえず」な感じで置かれているのが印象的でした。
もともとこの東金堂のご本尊だったそうですが、色々あって現在は頭のみとなり、国宝館の改修工事の間はここに安置されるとのこと。

一体だけでも東京の特別展の目玉になるようなお宝が当たり前のように並ぶ。
興福寺おそるべし。


お次は奈良国立博物館へ。
ここで開催中の快慶展が今回の旅のきっかけです。
これに関しては「美術館/博物館」カテゴリーで別記事にしましょうかね。

快慶 日本人を魅了した仏のかたち


朝から歩き回ってだいぶ足も疲れてきたし、地下のレストランでカレーを食べて一休み。
展示室内が寒かったので外の方が温かそうだとあえてテラス席にしたら、松の花粉がすごかった。
ばふっと煙を吐くように花粉が飛ぶ。
拭いても拭いても黄色くなる。
店員さんの忠告を素直に聞いておけばよかったワイ。。。


快慶展のチケットで入れるということなので、なら仏像館も見ていきましょう。
こちらも国宝・重文がズラリ。
もはや感覚がマヒしてくる。

そうそう、室生寺で会えなかった十二神将の未さんと辰さんにここで会えました。
辰さんに駆け寄って「はぁ~、かっこいい……」とうっとり眺めている女性が印象的でした。
確かに凛々しいお姿です。
どうしたもんかと思案気な未さんも可愛かった。


先はまだまだ長いのでその3へ続く。




京都・奈良の旅2017 その1 [旅の記録]

2泊3日で京都・奈良へ行ってきました。

【4月21日(金)】

前日夜からウツの波が来ていて、空模様もなんだかどんよりしているし、隣の席の男性のいびきはうるさいし、イマイチ盛り上がらないまま11時過ぎに京都着。

電車を乗り継いで、まずは松尾大社へ。
酒造りの神様が祀られているそうです。

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酒樽がたくさん並んでいます。

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撫でると長寿に恵まれるということなので、とりあえずナデナデしておきました。

この神社には相生の松(の根本だけ残ったもの)があって、良縁祈願などの絵馬がたくさんかかっていて、見るともなしにそれらを眺めていたら、思いがけず隣町の見知らぬ人の絵馬を発見してしまった。
これも何かのご縁。願い事かなうといいですね、と祈っておきました。

時間が迫っていたので慌ただしく松尾大社を後にしてバス停へ向かいます。
バスを待っていたら外国人観光客からエクスキューズミーと声を掛けられた。
どうやら目的地は同じらしい。このバス停ですよ、と答えて、つたない英語でしばしおしゃべり。
フランスから来た若いカップルで、京都に2日滞在して、明日は東京へ行くということでした。
男性の方は英語がかなり達者なようで、達者すぎて私にはようわからんかった。

さて、バスに乗り込んで、次の目的地は西芳寺、通称苔寺と呼ばれる、苔むしたお庭が有名なお寺です。
このお庭を鑑賞するためには数々の試練を乗り越える必要があります。
まず第一の関門が、参拝したい日の1週間前までに往復はがきで申し込みをしないといけないこと。
私のように天気予報を睨みながらギリギリに出発を決める人間にはなかなかの関門です。
第二の関門は、お庭を鑑賞する前に般若心経の写経と読経を行わなければならないこと。
これは私にとっては願ってもないことです。
第三の関門は、3000円という参拝料の高さ。
興味本位の観光客お断りという匂いがプンプンしてきます。
そしておまけに電話の応対が冷たい。
すでに予約枠が埋まっているのか、今現在なら空いているのかだけでも教えて欲しいと問い合わせたところ、葉書を送れの一点張り。
しかし参拝時間を教えてもらえたのはとても助かった。

これらの試練を乗り越えられる者のみに送られる、参拝案内の返信はがきがこちら。

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時間にならないと入れてくれないのかと思ってギリギリに行ったのですが、すでにたくさんの方が席について写経を始めていました。
席はけっこうたくさんあって、100人以上入れるんじゃないかと思う。
椅子席は一部で、大部分は床に経机です。正座に慣れない人にはつらかろう。
席についたら各自写経開始。薄く印刷された文字の上をなぞり書きします。
途中でお坊さんと一緒に般若心経を3回唱えて、再び写経に戻る。

はじめの頃こそ一文字一文字心を込めて丁寧に書いていたものの、般若心経276文字、そう簡単に終わるもんではない。
このペースでは日が暮れる、とだんだん雑になっていきます。
書いても書いても終わらぬ般若心経。
途中で、「色々とご都合もおありでしょうから、無理な方は最後まで書き上げなくても結構です」という案内があったものの、途中で席を立つ人はほとんどいない。
こうなったら私も意地で書き終えたるワイと決心し、書きゃいいんだろ書きゃ、という荒々しい気持ちでお経と向き合う。
書きながら、前のカップルは女性の方がかなり年配に見えるが恋人同士なんだろうか、それとも仲の良い母と息子なのだろうか、なんか男性の方が飽きてストレッチ始まっちゃって目障りなんですけどこの席失敗したな、あのフランス人のカップル漢字なんてわけわからないだろうに頑張ってるな、……といったような雑念が次々と浮かんできて、この雑念と向き合った果てに悟りがあるのだ、と思ったりして、最後の方はかなりやっつけ仕事で書き上げた。
最後に願い事と住所、氏名を書いて、ご本尊にお供えして終了。

お勤めを終えてお庭の鑑賞へ参ります。

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名物の苔はまだちょっと乾燥気味。。。
やはり一番美しいのは梅雨の時期ですかね。

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しかし見事な庭であることに変わりはない。

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苔むした大木。かっこいい。


お庭の鑑賞を終えて帰ろうとしたところで、おじちゃんに写真撮影を頼まれた。
あなたも撮ってあげると言われて、別に自分は映らんでもいいのだけれど、せっかくの申し出を断るのも失礼かと、カメラを渡して撮ってもらった。
後で見たら実年齢より10才老けた女がそこにいた。
オシャレって大事だなと思った。


続いてはすぐ近くの鈴虫寺へ参ります。
苔寺とは対照的な、来るもの拒まぬ商売上手なお寺さんです。
参拝料500円を払うと、お茶とお菓子をいただきながらお坊さんのお説法……というか漫談を聞くことができます。
間の取り方とかもはや芸人の域です。見事によく喋ります。30分くらい喋り続けます。すごい。
最後にお守りを買って帰ります。ほとんどの人はきっとこれが目的。

20年前に来た時はひとつのお守りで家族やお友達の分もお願いできると言っていた。
ただし、一人につき願い事はひとつだけ。
10年前に来た時はひとつのお守りで一人分だけ、家族やお友達の分は別のお守りを買ってね、に変わっていた。
そして今回、参拝料に含まれていた(と記憶する)お守り代は別途300円に変わっていた。

見事である、鈴虫寺。
でもなんだかんだ言ってまた行っちゃうワタクシ。


最後はこれまた近くにある竹の寺地蔵院へ。
一休さん縁のこじんまりとした静かなお寺です。一言で言うと地味です。

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苔の状態が苔寺より良いように見えるのは気のせいでしょうか。

改修工事中ということもあってか、はっきり言って見るほどのものは特にありません。
細川の殿様が建立したお寺ということで、子孫の元首相の筆による襖絵が特別公開されていますが、特にファンでもなんでもない人が見たところでどうということもありませんでした。

本日の観光はこれまで。
宿泊先の奈良へ移動して、夕食にとんこつラーメンを食べました。イマイチでした。

2日目へ続く。




室生寺と當麻寺の旅 2日目 [旅の記録]

本日は當麻寺ですよ。
のうのうあみだほとけですよ!
余裕があれば二上山にも登っちゃうよ!

当麻寺駅からお寺へ行くまでの道も、ありふれた新興住宅地とは違った風情があってとてもいい。
普通のお宅だけど、なんとなく様子がいい。

やって来ました、當麻寺の仁王門です。
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本堂。
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當麻寺は境内には自由に入れるけれど、それぞれのお堂などに入る際に拝観料を払います。
本堂と講堂と金堂はワンセット。
本堂で拝観料を払いましょう。

なんと驚いたことに、當麻寺の本堂は内陣まで入れます。
ご本尊の曼荼羅を目の前にして音声ガイドを聞く。
国宝の須弥壇も、重文の仏像も、すぐ目の前で拝めます。
こっちがハラハラするくらいの無防備さです。
なんなら触れるくらいだけれど、もちろん触ってはいけません。

ご本尊の曼荼羅は金網がかかっていて、暗いし、正直よく見えない。
でも仏像と須弥壇はこれでもかってくらい間近で見られますので、よく堪能しましょう。
お堂そのものも国宝。
私は當麻寺の懐の深さに感激した。

本堂を出ると、係の人が待っていて講堂へ案内してくれます。

こちらもまた迫力の仏様が7体おわします。
堂内の薄暗い感じもいい。

続いて金堂へ。
ここがすごかった!
ご本尊の弥勒さまを中心として、前に不動明王、四方に四天王が配置されていて、その仏像の大きさと密集度に圧倒されます。
なにやらよくわからない気迫を感じます。
いやー、すごい。必見。

続いて中の坊へ。
ここは庭園が中心。

こんな感じで、東塔と庭園の風景が一体化していて実にすばらしい眺め。
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こんな庭欲しいなぁ。。。

霊宝館には中将姫ゆかりの品などが展示されています。
私は「死者の書」に洗脳されているので、元ネタの中将姫伝説はよく知らないのだけれど、どうやらこれはこれで結構すごい話。
継母に疎まれて殺されそうになるんだけど危うく難を逃れて、代りに継母の実の息子が間違って殺されたり、身替りの娘が殺されたりして結構壮絶。(ごめんなさい、ちゃんと読んでないです)
最終的に、29歳の時にそのままの姿で浄土へ向かわれたとか。
中将姫がご自分の髪で刺繍したという梵字の刺繍はホントに毛髪なのだろうか……?
だとしたらスゴイ。

この霊宝館に一字写経のコーナーがあります。
般若心経を一人一字ずつ書いて奉納しましょう、というお手軽写経コーナー。
次の一字は「無」。
「無」か。
「無」を出されちゃうと、書かないわけにはいかないよなぁ……。
千円のご寄進とともに「無」の一字を奉納してきました。
住所を書く欄もあったのだけれど、「ご寄進のご案内」みたいなのが届くと面倒なので、名前だけ書いてきました。

続いて西南院へ。
見晴らし台からは東西両塔の姿が見られます。
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そしてここのお庭がまたすばらしい!

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庭園の背景に西塔がそびえ、その西塔が池の水面に映ります。
垂れ下がるモミジの葉裏には水面のきらめきが揺らいで、極めつけは水琴窟の涼やかな音色。
ああー、たまらん。
ここは極楽じゃぁ。

お次は護念院へ。
ここはボタンの季節にはさぞや美しかろうと思うのだけれど、そうでなければ、正直、これと言って見るべきものはない。
早々と去る。

どうせなら全部見てやれ、と思って最後の奥の院へ。
ここも庭園はさほど私の好みではなかったが、宝物館はちょっと面白かった。

何が面白いって、来迎図が面白い。
鎌倉時代に作られた如来像に、江戸時代になってから観音菩薩と勢至菩薩を加えて、さらに多数の天人を配置。
楽器を奏する天人たちの楽し気な様子と言ったら!
いっそファンキーと言ってもいいくらい楽しそう。
こんなどんちゃん騒ぎでお迎えが来るなら死も悪くなさそうだぞ。
江戸時代って平和だったんだなー、と改めて思いました。


當麻寺をたっぷり堪能しているうちにお昼になりました。
近くの公園で手早くおにぎりを食べて、二上山へ向かいます。
向かうんだけれども、私はまたしても迷っていた。

二上山には登ってみたい。
特に大津皇子の墓へは行ってみたい。
「おおう」と応える声を聞いてみたい!(「死者の書」より)

しかし私に残された時間と体力はもうあまりない。
とりあえず行けるところまで行ってみるかー、と歩き出す。

道々、中将姫墓塔やら、傘堂やら、鳥谷口古墳を眺めて、當麻山口神社にもちょろっと寄って、いよいよ二上山の登山道へ。

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うーん、でもなー。
やっぱりなー。
無理しないで大人しく帰ろうかなー。

と思いながら歩いていたのだけれど、おかしいな、私が行こうと思っていた道が見当たらないぞ??
よし、向こうから来る親切そうなおいちゃんに聞いてみよう。

地図を見せながらおいちゃんに聞いてみると、どうやらこの地図、微妙に現状と違っているみたい。
私が行こうと思っていた道はなく(あるのかもしれないけど誰も通ってないみたい)、メインの登山道もちょっと違っている。

今登っているこの道を行くとこの辺りに出るよ、20分~30分くらいで登れるよ、と教えてもらって、まだ少し迷いながらも登ったのですが。。。

まあ、登るだけは登れるであろう。
帰りの新幹線のチケットは取っていないから、多少計画より遅れてもそれほど問題はない。
しかし、登って30分、山頂付近を散策して30分、下山して30分、駅まで30分。
それだけの体力が私に残っているとは思えなかった。

さっさと諦めて軽やかに引き返します。

すると、さっきの親切なおいちゃんに追いついた。
さきほどはありがとうございました、などと話ながら一緒に下りてくると、車で来ているおいちゃんは駅の方まで乗せて行ってくれるという。
じゃあ、ということで図々しくも駅近くの道の駅まで連れていってもらうことに。
なんと親切、奈良のおいちゃん!
あなとうと、あみだほとけ!
どうぞこれからもお元気で歩いてくださいね。

おいちゃんのおかげで予定の電車に余裕で乗れて、予定通り京都着。
奈良へ行ったのに京都のお土産を買って帰路につきました。





室生寺と當麻寺の旅 1日目 [旅の記録]

梅雨の晴れ間、前日に決断して奈良へ行ってきました。

土門拳がもっとも愛した寺と言われる室生寺。
そして折口信夫の「死者の書」の舞台となった当麻寺。

私の旅の背後には、いつも黒幕となる本があるのです。





私にとっての聖地巡礼の旅でございます。

それではまいりましょう。

まずは新幹線に乗って京都を目指します……が、その前の電車でいきなり20分の遅れが発生。
東京駅での乗り換えに30分見ていたので、新幹線には問題なく乗れるけど、わざわざたっぷりとっていた大事なお買い物時間がなくなるという悲しい事態に。

列車の旅で何が楽しいって、お弁当食べたりコーヒー飲んだりしながら、車窓の風景を楽しんだり、ぼんやり考え事したり、なんとなく本のページをめくったりする時間じゃない!?
そのためのお買い物に手を抜いてはならぬのです。
でも乗り過ごしたら大変なので、ホームの売店で手早く買い物して乗り込みました。

新幹線での楽しいひと時を過ごし、日本が誇る安心・正確運行で定刻通りに京都着。
新幹線のホームを下りながら、私は迷っていた。
現在、11:06。
どこだか分からん近鉄改札へ行って、特急券を買って、11:10発の近鉄特急に間に合うわけがない。
でも次は12:00発になってしまう。
無理だよね、無理だよね、と思いながら改札口へ向かうと、目の前に近鉄の改札が!
しかも電車が見えていてすぐ乗れる。

これはダメ元でチャレンジしてみる価値はあるんでないか?
そうと決まれば急ぐべし!
ゆっさゆっさ。

11:07 「特急券買ってないけど10分発の特急に乗りたいんです!」と駅員さんに訴えると、ホームの特急券売機で買えと指示される。

11:08 券売機に向かうもよくわからん画面……どうすりゃいいの。

11:09 さきほどの駅員さんが来て「とにかく電車に乗れ」と指示される。

発車間際に乗り込んで一安心。
とりあえず空いてる席に座っていたら、車掌さんが来て特急券を売ってくれました。
料金も事前の料金と変わらなかったです。
全席指定ですが、空いている席に座っていれば問題ないです。

ひとつ賢くなった東国の旅行者である。


さて、到着しました、室生口大野駅。
無人の小さな駅です。

観光案内所で地図をもらって、まずは歩いてすぐの弥勒磨崖仏を拝みに行きましょう。
川岸の岩壁に巨大な弥勒さまが彫られています。

この岩のところにですね、
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こういう弥勒さまが彫られているのですよ。
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こういうものが何気なく当たり前のように存在している奈良の不思議。

磨崖仏の向かい側には大野寺という小さなお寺があって、弥勒さまの拝所があります。

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しかしそれ以外は特に見るものはなく、しだれ桜は見事そうだが、それ以外の季節はわざわざ入らなくても良さそうです。(失礼)


大野寺の前のバス停からバスに乗って室生寺へ向かいましょう。

橋を渡ると室生寺の境内です。
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土門拳の写真で見た鎧坂だ!
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なぜか丸く掃き清められている金堂前の砂利。
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更に登ると日本最小の五重塔が現れます。
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華やかで可愛らしい佇まい。
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さらに奥へ進んでこういう石段を登っていくと……
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こんな感じで建っている奥の院と御影堂があります。
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石段はかなり長いのではりきってどうぞ。

実は残念なことに、ご本尊の如意輪観音さまは修復のためご不在です。
お戻りになるのは2年後とのこと。

金堂の曼荼羅風に配置された仏様たちは見事ですよー。
特に十二神将が可愛い。
あれ、でも……未さんがいないぞ?
辰さんもいない??

どうやら未さんと辰さんは常時、奈良国立博物館に展示されていてご不在とのこと。
ええーー。
だってホームページのヘッダー画像にも未さんと辰さんいるじゃん!
頬に手をあてて「はてな?」と思案気な顔の未さんが見たかったんだけどなぁ。
残念だなぁ。
この十二神将は特別なイベントでもない限り滅多なことでは揃わないらしいのだけれど、昨年は博物館の耐震工事のために一時的に里帰りしていたとのこと。
金堂ですべて揃った姿を見たかった!!

ちなみに金堂の左隅の上部には謎の駕籠がかかっています。
聞いてみたところ、女の人か体の小さなお坊さんが使っていたのではないかと言われているけれど、詳細は不明とのこと。
二代前の管長さんが「乗りたい」と言ったものの、底が抜けたら危ないからやめてください、ということになったそうです。
そんな余談も楽しい。

シャクナゲの季節には大変な賑わいだそうですが、今は片隅にアジサイが少し咲いているくらいで、大変静かでした。

大和八木のホテルに泊まって本日は終了。





福岡・長崎の旅 4日目 [旅の記録]

【6月9日(火)】

長崎は今日も(また)雨だった。

本日は浦上方面へ参ります。
そろそろ疲れがたまってきて少々やる気がないですが、頑張って行ってみましょう。
今日巡るところは「疲れたー。めんどくさーい」とか言ってるのが失礼な場所ですからね!

今日は原爆被害の記憶を辿る旅。
関東地方の公立高校は修学旅行で広島・長崎に行くことが多いようですが、私の高校は修学旅行がなかったのでね……。
来たことなかったのですよ。


路面電車の松山町で降りるとすぐにあるのがこちらの公園。

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原爆の爆心地です。
爆心地と言われると、地上に落ちて爆発するのかと思ってしまうのですが(私はそう思っていた)、実際は地上500mのところで爆発するそうです。

今の長崎の街を見ると、原爆で壊滅状態にされた場所だということを忘れてしまいそうになりますが、こういうのを見ると、改めてここが原爆被害の街だということを実感します。


そして原爆資料館へ。

いつもは人でごった返しているということですが、幸い、私が行ったときは人がほとんどいなくて、静かに原爆被害の記憶と向き合うことができました。

約15万人の人々が、たった一つの原爆の投下によって命を奪われる。
よくもまあ、これほどのおぞましい行為をやらかそうと考えたものだと呆れてしまう。
正気の沙汰じゃないね。

朝鮮人差別についての展示もあって、ある種の「配慮」を感じたりもしました。

最後、売店前の壁に展示されている「焼き場に立つ少年」の写真は必見。
10歳くらいの裸足の少年が、幼い弟か妹を負ぶって、唇をかみしめ、神妙な顔つきで気をつけをしている。
パネルの説明と共によく見てほしい。

日本人なら、日本人でなくても、一度は行くべき場所ですね。

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展示を見終った後はカフェでひと休み。

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長崎へ来たからにはカステラを食べるべし。


続いてお隣の長崎原爆死没者追悼平和祈念館へまいります。

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ここはちょっとすごかった。
まさに祈りの場。
そのために作られた空間。

地下から地上へ伸びる12本の光の柱。
その正面に、原爆で亡くなった方々の名簿が収まった塔が建つ。

たまたま私が行ったときは他に人がいなかったこともあるかもしれないけれど、祈りの場特有の、圧迫感のある静謐さが空間に満ちている。
名簿の塔に向かって、ただただ手を合わせる。
何も考えず、ただ、手を合わせるのみ。

上の階から写した様子がこちら。
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特定の宗教色を出さずに、こういう祈りの空間を作り出すのは並大抵のことじゃないと思う。

建物内には、あちらこちらに静かに水を湛える水盤が配置されて、水を求めて亡くなっていった人々の霊を慰める。

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今回の旅で最も心を動かされた建物でした。


続きましては、浦上天主堂へ。

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まあ別にどうということもない教会です。(失礼)

永井隆が住んだという「如己堂」を見る。

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この二畳一間に子供と住んだという。
二畳はさすがに狭いと思うけど、なかなか居心地が良さそうな庵ではある。

最後は平和公園へ。

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有名なこの像は思った以上にデカかった。

平和公園から電停へ行く途中に防空壕跡があり、これもなかなか興味深かった。
後にアメリカがこの防空壕内での被害について熱心に調査していったとか。
どの場所にいた人がどれほどの被害を受けて、どういう場所にいた人は被害を免れたのか。
核戦争に備えた核シェルターの研究のために。
アメリカにとっては、広島・長崎は垂涎のデータの宝庫だったことでしょう。

以上で原爆被害の記憶を巡る旅は終了。

長崎駅へ戻って、皿うどんを食す。

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うまかったけど、体力の落ちている体には量が多すぎた。


再び、特急かもめに乗って福岡へ。

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このあたりから、なんだか嫌な予感。
頭痛と吐き気の予感。

空港で時間があったのでマッサージを受けてみたけれど、効果なく……。
飛行機の中でついに発症。

うーん。。。

帰宅して、とりあえず、げぇぇーー。

旅行するたびに体調を崩す、この体力のなさをなんとかしたい。

以上、福岡・長崎の旅でした!

げぇぇぇーー。







福岡・長崎の旅 3日目 [旅の記録]

【6月8日(月)】

長崎は今日も雨だった。(梅雨だから)

今日は早いよ。
8時すぎには大浦天主堂へ到着。

曇天にザビエルそびえる大浦天主堂。
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ステンドグラスを通して差し込む光が美しいらしいが、曇天の朝のため、ただの薄暗い空間でした。

続いてすぐ隣のグラバー園へ。
私のイメージでは、グラバーさんというのは薩長に武器を売りつけて大儲けした死の商人、なのですが、長崎の人々はグラバーさんを敬愛しているように見受けられます。
死後100年以上経っても、いまなお「グラバー園」として金を稼ぎ続けるグラバーさん。
さすがである。

柱や窓やバルコニーは洋風なんだけど、屋根には瓦が乗っている、和洋折衷の建物が面白い。
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ベッドの枕元に屏風。
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ホントにこういう風に使ってたのかなぁ?
それとも、それっぽく見せるためのあざとい演出なのかなぁ??


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これこれ。この長椅子。
アンニュイな美青年が靴をはいたままここに横たわって、軽く足を交差させて、庭を眺めながら恋人が来るのを待っている感じ。
あるある。
あるよねー。

グラバー邸外観。
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外観の写真がことごとく暗いのが残念だ。。。


グラバー園を後にして、オランダ坂の方へ。

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うむ、石畳の坂だ。
かなりの急こう配だ。
でも車がガンガン通ります。

東山手洋風住宅群の中にある「地球館」というところにカフェがあって、そこで一休み。
カフェって言うか、コミュニティセンターの一角でお茶も出します、という感じ。
2階では英会話教室が行われている。
出てきたケーキは、お菓子作りが好きだけどあまり上手ではないお母さんが作ったケーキ、って感じだった。
まあ、こういうところに多くを望んではいけない。

長崎は本当に坂の街だ。
細い路地の坂道や石段が多い。

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続いて、唐人屋敷跡へ。

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なーんか、禍々しい感じがするの。
なんでだろう??
あんまり好きじゃない。

再びオランダ坂エリアに戻る。

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モノクロで撮ったわけではないが、結果的にモノクロのようになった写真。
これはこれで、なかなかカッコイイ。


時間に余裕があったので、大浦天主堂方面へ戻り、角煮まんじゅうとびわジュースをいただく。
店内のテーブルに座っていたら、中国だか台湾だかの観光客グループがやってきて、私のいるテーブルにも平気で座る。
彼らは他人との距離感が日本人よりも近いということを実感する。

彼らが去っていき、私が一人残って角煮まんじゅうを食していると、ガイドさんが私もグループの一員と勘違いしたのか、異国の言葉で私に向かって何か呼びかけているような……。
早く来ないと置いてくよ、とかなんとか、そんなことを言っているのであろうか?
しかし、どう対応したらいいのかわからない。
そもそも、何を言っているのか、私に向かって言っているのかも分からない。
とりあえず素知らぬふりをしてみたら、しばらくして行ってしまった。


さて、そろそろ港の方へ参りましょうか。
港には豪華客船のコスタ・セレーナが停泊しています!

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でかい!

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でかい!

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で・か・い!!

巨大なショッピングモールが海に浮かんでいる感じ。
あんなデカイものが浮かんでいるのが不思議だーー。

今回の旅で一番興奮したのがコスタでした。


しかし、コスタに乗れるわけではないので、今回の目玉、軍艦島上陸ツアーへ参りましょうか!

軍艦島コンジェルジュという会社のツアーで行ったのですが、いつもの船はドック入りしているらしく、小型の船で参ります。
待合室で待っている時から、3才くらいの子供がずっとぐずって泣いている。
船でも泣いている。
説明がよく聞こえない。。。

しかしまあ、子供の方だって、こんな雨の日に船に乗せられて、よく分からん場所へ連れていかれて、いい迷惑だよなぁ。
小さな子供を連れての旅行というのは、多分にして親のエゴであるなぁ。


さてさて、生憎の雨ですが、無事に軍艦島へ上陸です!

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現在進行形で崩れ続ける廃墟の島。

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この階段は「命の階段」と呼ばれ、鉱員たちは毎日ここを上り下りして地下へ潜り、そして帰ってきました。
スカイツリーよりも高い636mを、壁のないカゴのようなものに乗ってほとんどフリーフォール状態で降りて行ったとか。
す、すごい。。。
しかもそこからさらに300mほど徒歩で降りて行った先が作業場だったらしい。

温度40度以上、湿度90%以上。
落盤や有毒ガスの危険があり、死と隣り合わせの作業場。
そこから帰ってきた鉱員たちは、あの炭で真っ黒になった階段を通って地上へ戻ってきます。
ゆえに「命の階段」。
うーん、すごい。

最後に軍艦島全景。

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世界遺産に登録されるといいですね。


島で雨に濡れた上、船の中が寒い。。。
すっかり体力を奪われ、上陸後、すぐ近くにあったガストでとりあえず温かいスープを飲むことに。
長崎まで来てガスト……。
まあいいけど。

当初の予定では、この後、出島を見て帰るつもりだったのですが、完全にやる気をなくしてそのままホテルへ帰りました。

はー、寝っぺ、寝っぺ。






福岡・長崎の旅 2日目 [旅の記録]

【6月7日(日)】

朝、7時過ぎに先生に起こしていただく。。。
昨夜の睡眠導入剤が効きすぎたらしい。

朝食後、慌ただしく準備してシャトルバスで博多へ。
先生の案内で街中を散策。

7月の博多祇園山笠の飾り山。
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見事である!

遅い昼食をとって、先生とはここでお別れ。
お忙しい中、たくさん時間をとっていただいてありがとうございました!


さて、ここからは一人旅。
これまでは旅というよりは先生とお会いすることが目的だったので、写真もそれほど撮ってないし、アレコレ余計なものに注目したりはしませんでしたが、さあ、これからいつも通りの感じでいきますよ。

博多から長崎へは特急かもめに乗ってまいります。

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座席についているテーブル。
初めて乗る列車はこういう装備品がイチイチ新鮮で面白い。

夕方、長崎に到着。

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斜面にへばりつくように家々が建っている光景というのは、関東平野に住む人間にとってはとても珍しい。
見晴らしは良さそうだけど、あんな上に家があったらなかなか大変だなぁ。
足腰が相当鍛えられそうだ。

ホテルにチェックインして、まだ元気があったので、フラフラと散歩に出かけてみる。

眼鏡橋。
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夕食はもちろん、ちゃんぽん!
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暮れなずむ長崎の夜景を眺めながらホテルに帰って就寝。

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福岡・長崎の旅 1日目 [旅の記録]

お待たせいたしました。
一部の人に大人気(ていうか、姉のみ)の旅の記録シリーズです。

今回は福岡・長崎の旅。
九州初上陸でございます。

そもそものきっかけは、福岡在住の恩師から「福岡へ遊びに来ない?」と誘っていただいたこと。
私としてはホントに恩師に会うためだけに行って、なんならその日のうちに帰って来てもいいくらいだったのですが、「せっかくだから観光して行って!」というお言葉に従って、ついでに観光してきました。

【6月6日(土)】

空港まで迎えに来てくださった先生と一緒に、まずは太宰府天満宮へ参ります。
山からの風が吹いて来て、とても気持ちのいい場所です。

本殿裏手の夫婦楠。
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九州はかつて、楠木に覆われていたとか。

花菖蒲も綺麗でした。
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近くのお寺のお庭が静かでステキ。
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この辺りは屋敷町のようで、立派なお家が多いです。

ここへ来たら、もちろん梅ヶ枝餅を食べないとね!
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お抹茶と一緒にいただきます。
アジサイが付いていてかわいい。
テラス席で気持ちよく美味しくいただきました。


夜は宗像市のホテルへ宿泊。
おいしくてきれいな和食をいただきながらおしゃべり。
なんという贅沢!


観光と言うよりは、主におしゃべりしてこの日は終了。






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