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喜多八師匠 [落語]

柳家喜多八師匠の訃報を新聞のお悔やみ欄で知りました。
とてもとても、とても残念です。

66歳とまだまだお若かったので、高齢の大御所のように「いつまで聞けるか分からないから今のうちに……」という心構えがまったくなかったし、落語会の予定もたくさん組まれていたようなので、まさかこんなに早くに亡くなってしまうとは思いもよりませんでした。
病弱ネタでよく笑いを取っていましたが、本当にお体が弱かったのですね。。。

好きな噺家さんはたくさんいますが、喜多八師匠は私が最も多く落語を聞いた噺家さんでした。
これからさらに年齢を重ねて、古典の名手としてますます磨きがかかっていくのだろうなぁと楽しみにしていたのですが。

渋〜い声のお役人とか、調子がいいけど憎めない男とか、ホント絶品でした。
喜多八師匠との出会いの一席、「あくび指南」をもう一度聞きたかった。

ご冥福をお祈りいたします。
ああしかし、それにしても、残念でならないのです。





落語教育委員会 in 鈴本 [落語]

鈴本の落語教育委員会に行ってきました。

以下、単なる備忘録。

緞帳が上がって羽織袴の3人が並んでいる。
とざいとーざーいーー
と、口上が始まるのかと思いきや、唐突に「恋するフォーチュンクッキー」が流れ出す。
おもむろに踊り始める喬太郎師匠、歌武蔵師匠。
真ん中の喜多八師匠はじっと耐えるような表情で座ったまま。

体の大きなお二人は実に楽しそうに踊ってらっしゃる。
私も以前に機会があってこの踊りを覚えたけれど、私より断然うまい。
さすが芸人さん。たしか噺家さんは日本舞踊のお稽古もするんですよね。

喜多八師匠はなんで踊らなかったかと言うと、覚えてこなかったんですって!
宝塚好きなのにねー。(関係ない?)

鏡太さん
「熊の皮」

喬太郎師匠
「あのころのエース」

歌武蔵師匠
「後生鰻」

喜多八師匠
「文七元結」


文七元結は歌舞伎で何度も観ていて(落語が元ですが)、話をよく知ってるはずなのになかなか題名が出てこなかった。
左官の長兵衛がからっけつになって帰ってきて、お久がいない、というところで、私の頭には菊五郎演じる長兵衛が女房のずるずるの着物を着て行く姿やら、女房が枕屏風から頭だけ出している姿やらは鮮明に頭に浮かぶのに、何の話だったか一向に出てこない。
吾妻橋で身投げの若い者が出てきたところでようやく「文七元結」だと分かる始末。

ともかく。
後味の良い、気持ちのいい噺です。
喜多八師匠で聞けてよかった。

帰りにはこんなのが出てました。
DSC_0044.jpg






鈴本9月中席夜の部 [落語]

大好きな喜多八師匠がオオトリということで行ってきました。
以下、単なる備忘録。

前座 あんこ 「初天神」
こみち 「旅行日記」
和楽社中 太神楽
圓十郎 「目薬」
一朝 「短命」
小菊 粋曲
琴調 「清水次郎長伝 お民の度胸」
百栄 「さんま家事」
大空遊平・かほり 漫才
燕路 「ろくろ首」
ダーク広和 マジック
喜多八 「盃の殿様」

旅行日記は喜多八師匠で聞いたらさぞやおかしかろう。
百栄さんは新作の方が面白いね。
喜多八師匠は近いものなら毎日でも通いたいです!

しかし、緞帳がなかなか上がらないのはともかく、最後の最後に緞帳がドサーっと落ちてきたのにはおったまげました。
喜多八師匠が一番肝を冷やしたよね。。。
一歩間違えれば命に関わるものー。
師匠に当たらなくて本当に良かったです。






鈴本 十一月中席昼の部 [落語]

仕事をさぼって鈴本へ行ってきました。
平日の昼間ですので、当たり前のように若い人はあまりいないです。

以下、ただの備忘録。

さん坊 「真田小僧」
喬之進 「仏馬」
和楽社中 太神楽曲芸
文菊 「金明竹」
文左衛門「目薬」
ホームラン 漫才
志ん輔 「宮戸川」
小ゑん 「鈴木係長の昼食(?)」
小菊 粋曲
喜多八 「うどん屋」
アサダ二世 奇術
甚語楼 「権助芝居」
扇辰 「雪とん」
ペペ桜井 ギター漫談
喬太郎 「花筏」

久々に喜多八師匠が見られて嬉しかったです。





鈴本 十月上席夜の部 [落語]

興福寺仏頭展に続いて、鈴本へ行ってまいりました。

小三治師匠が大トリということで、平日にも関わらず開場30分前にはすでに30人くらい並んでいました。
でも実際には席はまだまだ余裕があったので、どうしてもお気に入りの席に座りたいんだ! という方以外は早めに並ばなくても大丈夫だと思います。
ただし、昨年の経験からすると土日は立ち見も出るくらいだと思うのでご覚悟ください。

以下、備忘録。

まめ緑 「桃太郎」
正落 紙切り
扇遊 「権助芝居」
三之助「堀の内」
小菊 粋曲
小燕枝 「かぼちゃ屋」
ロケット団 漫才
馬石 「火焔太鼓」
夢葉 奇術
小三治 「野ざらし」

馬石師匠の高座はたぶん初めて聞いたのですが、結構好きかも、と思いました。
なんだろう、表情がいいのかな。

小三治師匠は延長戦を覚悟して(というか、期待して?)臨んだのですが、逆に予定よりも早く終わってしまって残念。
歯医者の麻酔が残っていたせいでしょうか。。。
マクラが短かったよねー。
噺は調子のいい男の妄想部分が本当におかしい。
妄想男の上手さは喜多八師匠に受け継がれてるよねー。
そんな妄想男にほっぺをつねられて「痛い。痛いよ」の釣り人がかわいいったらない。
ああもう、なんでこんなにかわいいんだろうね、小三治師匠は!

小三治師匠の噺をもっと聞きたいし、代演は喜多八師匠なので、毎日だって通いたいくらいです。




二月鈴本上席夜の部 [落語]

国立博物館の後は、鈴本演芸場へ。

以下、ただの備忘録。

前座さんのお名前忘れました。ごめんなさい。ネタは転失気だったと思います。

天どん 「新作(ひきこもりと節分の話)」
ひびきわたる
菊志ん 「あくび指南」
白鳥 「新作(看護師の話)」
ペペ桜井
室井琴調 「徂徠豆腐」
文左衛門 「寄合酒」
ホームラン
扇好 「紙入れ」
ダーク広和
百栄「新作(猫のえさ場争いの話)」

主任が百栄さんだから、新作が多かったね。
百栄さんは前に聞いた、昭和の名人の風情が漂う少年の話がツボだった。
今回の猫の話もまあ面白かったけど、さほど猫好きではない私のツボには入らなかったなぁ。
でもたくさん笑って満足です!

こうして一日で3万円を散財して、充実の1日は終わったのでした。




鈴本10月上席夜の部 [落語]

小三治師匠の落語が聞きたくて、久々に鈴本へ行ってきました。

5時半開演なので、5時前に行けば余裕かなー、と思っていたのですが。
4時40分くらいですでに長蛇の列が!
慌てて並んだのですが、席があるのか心配になるほどの人数です。
三連休中、小三治師匠が大トリを務めてくれるのはこの日だけだったので、早くから並んでる人が多いだろうとは思っていたけれど、ちょっと甘く見てました。
なんとか席があったけど、あと10分遅れてたら座れなかったかもしれない。
立ち見のお客さんもたくさん入ってました。

以下、簡単にネタのみ。

前座さんの名前忘れちゃった。ごめんね。
「真田小僧」

時松「時そば」

仙三郎社中 大神楽

扇遊「天狗裁き」

百栄「?」
昭和の名人に似た枯れた風情を持つ高校生の話。意外とツボだった。

ロケット団 漫才

馬石「王子の狐」

二楽 紙切り

三三「道具屋」

小円歌 三味線漫談

小三治「甲府い」




さらば談志 [落語]

そうか。とうとう亡くなってしまったか。
いつかきっと生で談志の落語を聞こうと思って、結局果たせないままであった。
談志と同じ時代に生きて、談志の落語を聞かなかったなんて、ものすごく愚かなことだったかもしれないなぁ。
とても残念だ。

大好きなあの落語家も、今のうちにたっぷり聞いておかねば…。




鈴本五月下席夜の部 [落語]

喜多八師匠の落語が聞きたくて久々に鈴本へ行って来た。

前座は花どんさんの「まんじゅうこわい」
こういう話だったのねー。

ろべえさんの「鈴ケ森」
お久しぶりです、ろべえさん!
しばらく見ないうちに成長したねぇ。
時折師匠の面影がうかがえてお姉さん嬉しいよ。(多分同い年くらいだけど)
誰かに似てるんだよなーといつも考えてしまうろべえさんの顔。
イケメン、ですよね?

夢葉さんのマジックはもう何度も見てるんだけど、あの独特の語りにやっぱり笑っちゃう。

禽太夫師匠は「代わり目」
ホント、いいかみさんです。

三之助師匠は「金明竹」
あの口上できるようになったらちょっとカッコイイよね!
宴会芸に一つどうでっしゃろ。

すず風にゃん子・金魚のお二人で漫才。
金魚チャンかーわいい!!

小満ん師匠は「宮戸川」だぁ!
私、この噺大好き。
色っぽい幕切れがいい。
そしてばあさんの風情が実にいいです。

はん治師匠は定番「背なで老いてる唐獅子牡丹」
もう五回以上聞いてるんだけどやっぱり笑っちゃう。
魚のお話もまた聞きたいなぁ。

仲入りとなり、ここで衝撃の出来事が。
隣に座っていた30前後と思われる男性が、お連れの男性に言った。
「落語って難しいね」
え?
「さっきの話なんて全然分かんなかった」
えええ??
なんで?なんで分からないの、あの話が!?
古典の大長講の人情話ならともかく、今のあれって新作落語よ!?
しかもはん治師匠は10回中9回はこれやってるんじゃないかって位こなれた噺よ!?
面白さが分からないというのならそれはその人の感性だから別にいいと思うけど、
どうもそうではなくてお話として理解できないらしい。
それはまずいでしょ!
若い人の場合は落語家が左右を向いて様々な人間を演じ分けるのが理解できないことがあると聞いたことがあるけれど、こいつもその人種なのか!?
しかし若いったって、二十歳そこそこのちゃらんぽらんではなくて、それなりの期間まともに働いてそうなお兄ちゃん。
人の話を理解する能力とか「お話」を理解する能力があまりにも低すぎるのではあるまいか?
お兄ちゃんはさらに言う。
「さっきの話ってさ、途中で終わっちゃったよね?」
この噺はヤクザの世界にも高齢化の波が押し寄せているという噺。
90歳の組長がシマを荒らされ、88歳の因縁の組長のタマを取りに行くのだけれど、
相手は脳卒中(だったかな?)であっけなく死んじゃって「タマは取れなかったけど香典を取られる」というオチ。
終わってます。
きっちりお話終わってます。
もしかしたら本当は円歌師匠の「中沢家の人々」並みに長いお話なのかもしれないけど、とりあえずオチはついてます。
お連れさんが真面目に答える。
「いや、あれはね、相手が死んじゃったからそれで終わりなんだよ」
悲しい。悲しすぎる解説。
もう私、こいつらの隣、耐えられない。。。
あまりにもおそろしすぎます。
もしかしたら世の中こういう人が普通なのか?
日本の未来が心底不安になりました。

さて、気を取り直して太神楽。
お見事!

続いて歌武蔵師匠の「祇園祭」
パワフルな江戸っ子のお囃子が圧巻。

小菊ねえさんの粋な三味線で気分も良くなり、
待ってました、喜多八師匠!!

ネタは「付き馬」
廓でさんざん遊んだ後、若衆をまくために舌先三寸まるめこむ男の図々しさ、手際の鮮やかさ。
やっぱり喜多八師匠は、こういう口がうまくて調子が良くてしょうもないんだけどなぜか憎めない男が上手いなぁ!
奥山をぷらぷらと歩きながら繰り出すお喋りの勢いと馬鹿馬鹿しさはまさに喜多八節。
うひゃひゃひゃひゃ。
あー、面白かった。




鈴本11月上席夜の部 [落語]

ひっさびさに鈴本へ行って来た。
当日、思い立って行って来た。
だって、はん治師匠、白酒さんと来て、三三さんがトリなんですもの!
わーい。

前座は歌る美さんの「子ほめ」
若くて可愛い女流落語家。頑張ってー。

ぼたんさん「転失気」
小僧さんかわいいぞ!
教えてないのに教えたはずだぞとウソをつく住職に「すみません、忘れちゃいました。もう一度教えてください」という素直さは見習いたいものだ。

仙三郎社中の大神楽。
いつもながらお見事。ドキドキしちゃう。

一朝師匠の「短命」
私、この噺大好き!色気があってすごく好き!
季節感のある春夏秋冬バージョンが好き。

はん治師匠の「ぼやき居酒屋」
・・・っていうのか、この噺。初めて聞いた。
もう、師匠のとぼけた芸風が堪りません。
あはははは。

ホームランさんの漫才
ウドちゃんに似てるんだよなぁ・・・

市馬さんの「さんまの殿様」
殿様も色々と大変だなぁ。

圓蔵師匠の漫談(?)
師匠、この日は手を抜いたんですが、抜いてないんですか!?
それが気になる。

世津子さんのマジック
新聞のマジックはいつ見ても不思議だ。

白酒さんの「真田小僧」
マクラが笑える。
白酒さんのツッコミが好きだ。
思ってても遠慮して言えないでいることを代わりに言ってくれてるみたいですかっとするのよね。
やっぱそう思うよね!?みたいな。
落語の世界って、人間のマイナスな感情を否定するんじゃなくて、こういうことってあるよねって肯定した上で、しかも笑いにしちゃうからすごいと思う。
落語の方も面白かったですよ。
白酒さんはこういう子供が上手いよなぁ。
ませてるっていうか、末恐ろしいガキ。
ませた子供ってのは、あくまで子供なの。背伸びしてる子供。
末恐ろしいガキは、お前、ホントは子供じゃないだろう、って言いたくなる子供。・・・コナン君?
あーおかしかった。

正楽さんの紙切り
最初の相合傘がすばらしかった!色気があってイイ!!
欲しい方ーって言われて勇気を出して「はい!」って手を上げようと思ったけど一足遅かった。
無念・・・

トリの三三さんは「鮑のし」
この人は本当に正統派落語がうまいなぁ。
特におかみさんがうまいなぁ。
しくしく泣く男がだんだん可愛くなってくるから不思議だ。
大家さんの「あたしだよー」もステキにおかしかった。
ああ、いいねぇ。