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百年文庫 絆 [本]

​百年文庫の2巻目、絆を読みました。



「善助と万助」 海音寺潮五郎

戦国の名門・黒田家の家老二人による、拳で語り合う系の熱き友情の物語。
この作家の作品は初めて読みましたが、史料を丹念に読み込んでいるのだろうな、と感じさせる誠実な書き方が好ましいです。


「五十年後」 コナン・ドイル

ドイルといえばシャーロック・ホームズですが、実はホームズシリーズ以外の著作の方が圧倒的に多いそうです。
運命のいたずらによって引き裂かれた恋人たちの数奇な運命。
いかにも作り話です、というリアリティのなさが良くもありゴニョゴニョゴニョ……ドイルってそんなに小説は上手じゃないのかも、と思いました。
ホームズはキャラクターの勝利だよね。


「山椿」 山本周五郎

とてもいい話。そりゃあ周五郎だもの。
しかし世間の荒波に揉まれすぎてやさぐれた女から見ると、ちょっとうまくいきすぎやしませんか、と思わないでもない。
そして周五郎を素直に読めない自分のひねくれ具合に少々悲しくなったりもする。
麗しい純愛の方は勝手にやっててくれ、といったところだが、不器用なあの人がどう話を切り出したのかはとても気になります。



コメント(2) 

コメント 2

けめこ

ホームズ以外の作品のほうが多いとは驚きです。 
読んだことないです。
ゴニョゴニョが気になります。

by けめこ (2017-09-12 20:17) 

若隠居

小説として面白いかというと、別にそれほど……という感じでした。
やはりホームズはホームズだから面白いのです。
子供の頃に買ってもらった岩崎書店のイラストの可愛いシリーズが好きでした。
まだウチにある。
by 若隠居 (2017-09-13 10:00) 

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