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GWのDVD [映画]

いまさらですが、連休中に観たDVDのことを。
ネタバレありです。


「街の灯」

サイレント映画もチャップリン映画も初めてです。
この時代の映画とはこういうものだったのだなぁ、という感じ。
話はどうということもないが、ラストのチャップリンの笑顔が素晴らしく、じわっとくる。


「博士の異常な愛情/または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか」

なるほど、これは面白い!
冷戦下の核戦争の恐怖を描いたブラックコメディ。
「皆殺し装置」とか、笑えるけど笑えない。
脚本もダレないで一気に引き込まれる。

それぞれの性格が皮肉たっぷりにデフォルメされているので登場人物のキャラが立っていて実に面白い。
カウボーイな爆撃機の機長、狂信的な基地司令官、マッドサイエンティスト、などなど。
どの登場人物も印象的。
ピーター・セラーズがアメリカ大統領、英国軍将校、Dr. ストレンジラブの一人三役を演じているとは気づかなかった。
後でもう一度見直してみたら確かに同じ顔なんだけど、確固としたキャラが立っていて見事に演じ分けられている。
お見事。

よく訓練された優秀な部隊が任務に忠実であろうと奮闘したことが結果的に「皆殺し装置」作動のきっかけとなってしまったというのがあまりにも皮肉すぎて笑うに笑えない。

おすすめです。


「レザボア・ドッグズ」

十数年前に観たような気もするけれどさっぱり覚えていなくて、もしかしたら観てないのかもしれない。
オープニングのおしゃべりシーンがくだらないけどなんかオシャレで、それがいかにもタランティーノって感じで、そのあと黒スーツの5人が歩いていくシーンもめちゃくちゃカッコよくて、おお、そうだよ、タランティーノってこんなだよ、と思ってワクワクして観ていたらその後は、
流血→暴力→流血→死体→皆殺し
という感じで、そうだった、タランティーノってこういうのだった……と後悔した。

観てらんなくて飛ばしたシーンもあるけど、オープニングの5人のシーンはホントにめちゃくちゃカッコイイからここだけ何度も観たい。
それ以外はもういいです。

かつて勤めていた会社のエキセントリックな上司が「レザボア・ドッグズ」の真似だと言って黒スーツに細い黒ネクタイで現れて、こいつ大丈夫かと思ったけど、やっぱり働きすぎて頭おかしくなってたことを思い出した。


「昼下がりの情事」

レザボア・ドッグズの口直しにハッピーなラブストーリーを、と思って観たんだけど、私にはどうも合わなくてかえってイラッとしたというのが正直なところです。
オードリー・ヘプバーンは文句なしにキュートでファッションもすっごく可愛くて、見てるだけで幸せになれるんだけど、こんなに演技が下手だったっけ……?
永遠の少女って感じの役どころも少々うっとうしく、19才の小娘の男遍歴ホラ話を真に受けて嫉妬する百戦錬磨の大富豪プレイボーイおじさまというのもウソくさく、パリなのにみんな英語しゃべってるし、全体的にとても作り物めいたところが気になる映画だった。
どこにでも付いてくるジプシーの楽団は面白い。

ラスト、男遍歴話がウソだとバレていることも知らずに、強がってホラをふき続ける姿は胸キュンというよりは私にとっては滑稽で、結局、汽車に乗せられて最終的にはNYで結婚するようなのだけれど、満足そうな顔で見送る親父さんに「それでいいのか!? 3年したら娘は泣きながら帰って来るぞ!」と言ってやりたかった。

こういう映画は10代のうちに観ておくべきだと痛感した。
そしてみんな大好きビリー・ワイルダーは私には合わないということがわかった。
「アパートの鍵貸します」も良さがわからなかったものなぁ。


「バタフライ・エフェクト」

まあそれなりに面白いんだけど、このくらいのハリウッド映画はごまんとある。
最善の未来を作り出すために何度も過去に戻ってやり直す、というのはSFによくある話だけれど、それだったら私は断然、萩尾望都の「銀の三角」を推すね。






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