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孔明人形 [日記]

ハリケーンズ戦の後、渋谷へ移動して暁斎展を観たのですが、その前にヒカリエの「川本喜八郎人形ギャラリー」へ立ち寄りました。

川本先生の人形の大部分は飯田市の川本喜八郎人形美術館に収蔵されているのですが、一部は渋谷区が収蔵しています。
その中で30体~40体を選んでテーマに応じて展示しているのがこのギャラリー。
近くに用事があったら是非立ち寄りたいと思っていました。

こじんまりとした展示スペースですが、タダでふらっと入れるのがいい。
さすが渋谷区。余裕があるなぁ、といった感じ。
12月に展示の入れ替えがあって、今は三国志の人形だと千里行をテーマに、関羽、張飛、夏候惇、関平が展示されています。あとは十常侍の一部と何皇后、皇子二人、黄巾党三兄弟も。

平家物語の方は何といっても知盛がかっこいい。
ボンクラだらけの平家の御曹司の中で、珍しく骨のある知将。
歌舞伎でも碇(いかり)知盛として有名ですね。
「波の下にも都のさぶらふぞ」と慰める二位の尼に抱かれて安徳帝が入水され、平家一門次々と討たれ、あるいは海に沈むのを見届けると、「見るべきほどのことは見つ」と潔く海に身を投げる。
その際、浮かび上がってこないように鎧を二領着たとも、碇を体につないでいたとも。
あっぱれ平家の貴公子。


一通り見て帰ろうとしたときにですね、入り口に置かれたチラシが目に入りまして。
なんかワークショップをやるらしくて。
人形の構造やからくりについての説明があって、実際に人形にも触れられるらしい。
そんでもって。
なんと、孔明と写真が撮れるというではないですか。

これと!
20170226kawamoto.jpg

そ、それは……撮りたいかも。
別に孔明ファンじゃないけど。
三国志好きにとって孔明というのは、好き嫌いは別にしても特別な存在であることは変わらないと思う。
しかも、この川本孔明人形からあの江森三国志や白井三国志が生まれたのかと思うと特別感は増すというもの。

行ってあげてもよくってよ、と日付を見ると、なんと翌日ではないですか……。
ただでさえあまり近づきたくない渋谷に二日連続で行くなんてバカだ。
新幹線や飛行機を使うわけではないけれど、数百円ではない交通費を払って孔明のためだけに行くのはバカだ。
そうだそうだ、そんなバカなことをしている余裕はないのだ。
私は明日、しっとりしてしまった布団を干さねばならぬ。

でも孔明と一緒に写真撮れるんだよ。
普段はガラス越しにしか見られなくて撮影禁止の孔明だよ。
20年くらい前に川本喜八郎人形展に行って、そよ風に衣装と白羽扇をなびかせる姿を見て、どっひゃー、すかしてやがんな、と思った記憶が蘇ったけれど、写真は撮れなかったもの。

いやでもバカだろ。
それだけのために二日連続で渋谷に行くのはバカだろ。
別にそこまで孔明好きじゃないし。
いやでもあの孔明は……(エンドレス)

で、思い切って行っちゃいました。
われながらバカだなーと思いつつ。

でもね、行ってよかったよ。
2ショットはもちろん、何枚も写真を撮りまくったよ。
「孔明がお好きなんですか」と係の方に聞かれて「いえ、そういうわけではないです」ときっぱり否定したけれどもその行為はどう見ても孔明さま大好きなオタクであった。

人形劇の撮影に使われた方の人形は飯田市の美術館に収蔵されていて、渋谷区にあるのは別の1体だけれども、まぎれもなく川本先生の孔明人形であり、正直私には違いがわからん。

黒い背景に同化している黒孔明。。。
名称未設定-1.jpg

ぎゃ、こっち見てる!
IMG_1503.jpg

1000年に一度の天才軍師との2ショットに緊張ぎみです。
IMG_1514.jpg

撮影の後は川本喜八郎のアトリエで人形を作っていたというお二方から色々とお話をうかがいました。
見本の人形にも触らせていただいたのですが、手足は意外にもポリウレタン製で柔らかく自由に形を変えられて、撮影の時には実際にモノを握らせていたそうです。
頭のからくりは文楽にそっくりでした。
顔は張り子で、塗料などを塗り重ねて汚れに強くできているそうです。

川本先生作のこんなお人形もありました。
IMG_1504.jpg
かわいい。。。

展示替えがあったらまた行こうと思います。



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コメント 2

けめこ

いいな~。
楽しそうではないですか。
孔明さま、素敵です。

渋谷に二回、お疲れ様でした。
by けめこ (2017-02-28 12:34) 

若隠居

うん、楽しかったよ。
往復5000円かけて行っただけの価値はあったね。

でもなんか、帰ってから例の頭痛がしたんだけど、志半ばで五丈原に没した諸葛亮の怨霊でもいたのでしょうか。
by 若隠居 (2017-02-28 13:52) 

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