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禅と秘仏 [美術館/博物館]

上野の国立博物館へ行ってきました。

まずは「禅 -心をかたちに-」から。

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いきなり白隠禅師の巨大な達磨さんがお迎えです。チラシにもなっているコレ↑ですね。
それではいざ、禅の世界へ。
気になったものをご紹介していきましょう。

まずは禅の高僧たちの肖像や由来の品々が並びます。
はじめは適当に流していたのですが、説明パネルの一番上にそれぞれキャッチフレーズがついていることに途中で気付いた。
例えば「約翁徳検像」には「75歳とは思えないふくよかさ」とある。
説明パネルの本文は真面目な優等生風なんだけど、キャッチフレーズはちょっとユーモアがあって楽しい。
しかしあまり説明パネルばかりを熱心に読んでいると本体がおろそかになってしまうおそれがあり、気をつけなくてはいけない。
やはり前知識のないまっさらな状態でまずは展示品を見て、それから説明を見るのがよろしかろう。
でもついパネル見ちゃうんだけどね。
キャッチフレーズは肖像だけでなく全展示についていて、私が知る限りではおそらく初めての試みではないかと思う。
なかなかいいぞー。

「愚中周及像」
節くれだった材木で作った質素な椅子に座っていて、靴も藁編みと思われる。
坊さんの肖像画は払子などを持って澄まして座っているのが基本だけれど、この坊さんは右手を頭の上に置いた異色のポーズ。
出世に興味がなかったというお人柄がうかがえます。

「一休宗純像」
パネルのキャッチフレーズは「ハンサムで、ちょいワル?」。
たしかに、イケメン。
座っている椅子には朱色の長い太刀が立てかけられていて、右足を膝の上に乗せてちょいワル風。
これで天皇のお胤だもの。
モテたよね!

「隠元・木庵・即非像」
坊さん三人の図なのですが、キャッチフレーズにもあるとおり、西洋画の人物のよう。
三人とも正面を向いた全身像で、両脇の二人を少し下げた配置も、鮮やかな彩色も、まるでキリスト教の聖人画のようです。

「達磨像」 白隠筆
ほぼ全部顔の達磨さん。なんだかこの達磨さんを見ているとピアスをしなくてはいけない気がしてくるから不思議。

「達磨像(どふ見ても)」 白隠筆
説明文ともどもご鑑賞ください。
「どう見ても達磨」なのか「どう見てもいいよ」なのか。
白隠さんて面白いなぁ。

「乞食大燈像」 白隠筆
この絵がどうというよりも、瓜についての問答で帝からの使者に正体がばれちゃった、というエピソードが面白い。正体がバレるってなんかいいよね、憧れる!
残念なのは私には隠すほどの身分もないということだ。

「十大弟子立像」
50cmくらいの高さの十大弟子像がぐるりと円形に配置されています。
それぞれに表情やポーズが違っていて何周しても飽きない。
アナンは合掌した直立ポーズでいかにも優等生風。
スボダイはかがんで靴を履いている変わったポーズが目を引く。
カセンネンは杖の頭に両手を重ねてちょっとのけぞるようにして左を振り返るポーズが素晴らしい。

「伽藍神立像」
風を切って走る使者の神。
服のたなびく感じがいい。パーツが丸くて小動物っぽい顔もカワイイ。
チラシにもちっちゃく入っています。

「十八羅漢坐像のうち羅怙羅尊者」
胸から仏様の顔が覗いてます。
チラシのアレね。

「韋駄天立像」
10年?以上?前に萬福寺へ行ったときに見たような、その時にはなかったような……?
イケメンです。
古代中国の武人風の衣装も素敵です。
浮き上がる天衣が雰囲気あっていいなぁ。

「油滴天目」
これは美しい!
私は器にはほどんど興味がないけれど、これはうっとりする美しさ!
黒地に雫のような銀の模様が散っています。
うーん、美しい。。。

「四睡図」
豊干禅師と寒山、拾得、トラが子供のようにひとかたまりになって寝ている図。
かわいい。

「大仙院方丈障壁画のうち瀟湘八景図」
目に見えないはずの「大気」を感じる不思議な襖絵。

「天授庵方丈障壁画のうち祖師図」
首根っこを掴まれて絶体絶命の猫の表情にご注目。
ニャー。

見応えたっぷりのいい展示でした。

そうそう、休憩所にはこんな顔はめパネルも用意されています。

IMG_0935.jpg

わー、やりたい!
顔はめやりたい!
これで私も一瞬にして仏になれる!

しかし見ず知らずの人に頼んでまで写真を撮る勇気はありませんでした。


お昼を食べた後、続いては「平安の秘仏―滋賀・櫟野寺の大観音とみほとけたち」へ。

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いきなり正面に5メートルを超える観音様がお出迎えです。
デカいなぁ。。。
これで秘仏だもんなぁ。。。
(大きさは関係ありません)
正面から見上げた時の「見られてる感」がたまりません。

今の基準で見ると「ブサイク」なんじゃないかと思われる吉祥天とか。
浅く彫ったタレ目がヘタウマな感じで愛嬌がある観音様とか。
両腕を失って細長さが際立ち、一番上の顔しかないトーテムポールのような観音様とか。
味のある仏様がたくさんいらっしゃいました。

一室のみの展示なのであっという間に見終ります。

観音の里の祈りとくらし展Ⅱ-びわ湖・長浜のホトケたち-」も良かったし、滋賀は仏像の宝庫だなぁ。羨ましいなぁ。


その後、マルイで洋服を大量に買って帰りました。
いい一日であった。


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