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九月新橋演舞場夜の部 [歌舞伎]

新橋演舞場で夜の部を観てきました。
新・又五郎さん、新・歌昇さん、襲名おめでとうございます!

「沓手鳥孤城落月(ほととぎすこじょうのらくげつ)」
大阪夏の陣、落城の迫る大阪城での一幕。
冒頭、若い男の子の生尻(白塗り)が見られます。
そういうの好きな人は見に行くといいでしょう。

かつて権勢を誇った天下人秀吉の側室にしてお世継ぎの母である淀君。ところが今や状況は一変し、今では家康の軍勢に城を取り囲まれ降参を迫られている。人質の千姫にも逃げられた。
こんな状況、気位の高い淀君には耐えられません。口惜しさのあまり、彼女は心を失って狂気へ走る。
この舞台の見所は、追い詰められた淀君の狂気と悲哀です(たぶん)。
笑う場面ではありません。
ところが隣のおっさん、なぜかここで「ふふふ・・・」と笑う。
興醒め。興醒めでござる!やめてくれ!
たしかに淀君の福助さんはエキセントリックな女性を演じて笑いを誘うのが上手いけれど、これはそういう役じゃないでしょ!まったくもう・・・

「車引」
歌舞伎の様式美を堪能できる舞台です。大好き。
松王、梅王、桜丸が揃うとやっぱり絵的に綺麗だよね。
歌六さんは時平みたいな、魔物がかった悪の大物をやらせたら当代随一だと思う。
あの低音の声が悪そうでいいんだよねー。
新又五郎さんの梅王、吉右衛門パパの松王もかっこ良かったぜ!
・・・だから、三つ子が上の着物の肩を脱いで中の鮮やかな衣装を見せる場面でいちいち笑うのやめてくれってば、隣のおっさん!なんでそこで笑うのか分からん!

「石川五右衛門」
宙乗りは久しぶりに見たけど、やっぱり派手で見映えがするねぇ。いいねえ。
大きなつづらに入っていた染五郎の五右衛門がかぱっと開いたつづらから現れて宙に舞う。
いいねえ、盛り上がるねぇ。ケレン味たっぷり。よ、高麗屋!


隣のおっさんは終始、ツボの分からぬ場面で「くくく・・・」「ふふふ・・・」と笑っていた。
芝居を見てどう思うかは人それぞれでいいと思うけど、頼むから心の中だけで思って欲しい。
こういう人が近くにいると気が散って楽しめないんだよう。たのむよう。
このおっさんは夫婦で来ていたのですが、隣の奥さんもたまに同じタイミングで同じように笑う。
私にはさっぱりツボの分からないタイミングながら、夫婦のツボはそれなりに合っているらしい。
あ、念のため言っておきますが、私のツボがずれてるんじゃないからね!だって他に誰も笑ってないもん!
夫婦はだんだん顔が似てくると言うけれど、一番似てるのって笑った時の顔だと思う。
同じように笑う熟年夫婦って結構いるよね。
笑いが一番共感力があるんだなーと思う。
激しくストレスを感じながらも、長年連れ添った夫婦とはこういうことなのだな、としみじみ思ったのでした。


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