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タイス [オペラ]

METライブビューイングで「タイス」を観て来た。

すばらしい!
歌手も、オーケストラも、衣装も、舞台装置も、すべてすばらしい!
こういうのはやっぱり生で観てみたいなーと思う。

タイス役のフレミングは美人でスタイルもいい。
アタナエル役のハンプソンも美男子。
こういう美形カップルだと、観ていても役との違和感がなくてすっと入っていけるのがいいね。

タイスの豪奢で手の込んだ髪型もいいし、衣装がまたすばらしい!
さまざまなドレスに着替えるけれど、どれも美しくて、またその時のタイスの心情や状況などにぴったりなのです。
こんなドレスが着られるなら私もオペラ歌手になればよかったなーと思いました。
なれるなれないは別の問題です。

有名なタイスの瞑想曲は、こうして改めて聞くと非常に美しいメロディだなぁと聞き入ってしまいます。
瞑想曲以外も、マスネの音楽はどれもとっても美しい。
タイスのCDが欲しくなってしまった。

話の筋もドラマティック。
砂漠で信仰に生きるアタナエルは都を堕落から救うために、その元凶である遊女タイスを回心させようとする。
タイスは神父様の言葉を聞いて一緒に修道院へ行くのだけれど、アタナエルはタイスの魅力に取り憑かれてしまう。
アタナエルは信仰を捨ててタイスに愛を告げるけれど、タイスは信仰の中で神に召されていく。
そんな話。

最後、死に行くタイスにアタナエルが必死に愛を告げるけれど、タイスにはすでに神の国が見えている。
天が開いて天使様が見えるとか、聖者の方々もいらっしゃるとか、みんなお花を持っているとか。
これはまさしく臨死体験です。
最後、タイスは目を見開いて「神様が見える」と言って息絶えます。
この時、私はものすごい恐怖を感じて鳥肌が立った。
この恐怖が何から来るものなのかよく分からない。
歌手の迫真の演技によってまさにそこに死を見て、死に対する本能的な恐怖が発動したものなのか。
狂気の人を前にした時の恐怖なのか。
なぜか怖くなって背中がゾクゾクした。

この最後の恐怖感とともによく分からないまま終わった。
よく分からないけど、とにかくすごかったな、と。
いいもの観ました。



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