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ただいまの読書 [本]

古典音読プロジェクトで現在グルグル回しているのは以下の三冊。

老子・荘子
孫子・三十六計
万葉集

いずれも角川ビギナーズクラシックスシリーズ。
ようやく半分過ぎたくらいかな。

集中的に読もうと試みているのは「狂うひと」なんだけど、なんせこの厚み。

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寝床の中で横になりながらパラパラと、というわけにもいかず、机に向かって読むしかないので、読み始めるのにそれなりの覚悟がいる。

読み始めてしまえば面白いのでどんどん進むのだけれど、なんせこの厚み。
読んでも読んでも、まだ半分も行かない。

しかしさすがの梯さん。やはりとても読みやすい。
例えば「島尾のこの作品っていつ発表されたものだったかな?」と読者が思うタイミングでちゃんと解説が入る。
この大著を飽きさせないで読ませる工夫が随所に見られます。

まだまだ先は長いです。


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十月国立劇場 [歌舞伎]

久しぶりに国立劇場へ行きました。
そして本当に久しぶりに古典歌舞伎を観ました。

「霊験亀山鉾」

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仁左衛門の色悪だもの!
滅多に上演されない演目だもの!

私怨のため一人の侍を闇討ちにした男が、仇討ちに来た者たちを卑怯な手を使ってことごとく返り討ちにするという結構すごい話。
鶴屋南北だし、さぞやグロかろうと期待していたけれど、意外と地味だった。

仁左衛門さんの色悪ぶりはさすがに見事であった。
黒羽二重の着流しが似合うんだよなぁ。

錦之助さん演じる源之丞は「人も羨むイイ男」らしいんだけど、子供まで産ませた女を「隠れ妻」のままにしておいたり、仇討ちのために潜入した先で芸者の女と懇ろになりやっぱり孕ませたりと、意外とチャラい。
そしてまんまとだまし討ちに遭う。
顔以外は大してイイ男には思えないがいかがでしょうか。

本水が降り注ぐ中、男と女が髪を振り乱しての立ち回りは異様な迫力と暗い美しさがあってよかった。
その後の、女同士の立ち回りもあんまりお目にかからない感じで面白かった。
それにしても芸者おつま、ただの芸者とは思えない強さだったねぇ!

仁左衛門さんは藤田水右衛門と八兵衛の二役でしたが、顔が似ているけど違う人間なのか、別人物の振りをしている同一人物なのか、どっちなんだろうと迷うところがあって、ちょっとわかりにくかった。

帰りはぜったいラーメン食べて帰ろう、と心に決めていたのですが、電車の都合で断念。
それだけが心残りです。
あー、ラーメン食べたい。



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この世界の片隅に [映画]

​「この世界の片隅に」



なんかやたら評価が高いので期待して観たのですが、残念ながら私の心の分厚い壁を突破するものではありませんでした。

全体的な雰囲気や柔らかい作画はとてもいい。ほっこりします。
でも主人公のすずちゃんが私には合わないタイプだったんだよなぁ。

表情がすごく可愛くて、おっとりしたとてもいい子。
ただ、これ見よがしのドジっ子エピソードがあざとすぎて私にはイラっとくる。
小柄で色白で童顔で口許にちょっと色っぽいホクロがあって、けなげで純粋でぼんやりしていて「俺が守ってやらなきゃ」って思わせる天然ちゃん。
あー、男の人好きだよねー、こういう女の子。

のんの声は棒読みと言えば棒読みだし、なーんも考えてなさそうな主人公に合っていると言えば合っている。
賛否両論なのはとても納得。

戦時中の呉市を主な舞台とした作品なので色々と痛々しい出来事も起こるのですが、基本的にみんないい人で、すずちゃんは本当に純真で可愛くて、鬱屈を抱えすぎてひねくれた私には終始居心地の悪い映画であった。

レビュー見ると★5つの絶賛の嵐なんだよねぇ。
みんなと一緒に感動できないことに孤独を強くしました。


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機動警察パトレイバー 劇場版 [映画]

イングラムのデッキアップを見たらパトレイバーをまた読みたくなったんだけど、数年前に処分してしまったので、劇場版アニメを観ることにした。



押井守監督ですが、他の作品に比べると押井臭は控えめ。
でもガードロボットの動きは完全にあれだ、攻殻機動隊のタチコマだ。

原作で一番好きだったのは整備班長の榊のオヤジさん。
映画版も渋くてかっこいいぞぉ。

後藤隊長は相変わらずいい味出してます。
こういう、のらりくらりなオッサンだけど実は切れ者っていうキャラクター、たまんないよね。

そして南雲隊長の声はクシャナ殿下と同じだぁ。
この人もやっぱり優秀な女性指揮官で、女を前面に出すことはないけれど美人でどことなく色気がある。
かっこいい~~。

もう一度原作を読みたい気もするし、テレビアニメシリーズとかOVAシリーズとかも観てみたい気がするけれど、とりあえず蒼天航路を片付けてからにします……


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イングラムのデッキアップ [日記]

地元の空港にパトレイバーのイングラムが来る、というので見てきました。
実写版映画のために作られたもので、プロモーションを兼ねて全国を回っているようです。

いた、イングラムだ!
特2の文字にテンション上がる。

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寝ている状態から、こうやって起き上がるデッキアップちゅうのを見せてくれます。

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イングラム立った! かっけぇ!

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ちゃんとナンバープレートが付いている。(そして端が欠けている)

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整備班の皆さんと、県警パトカー(本物)と、警察官(本物)と一緒に記念撮影。

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整備班の女性陣お二人の後ろ姿を撮らせてもらう。
自分たちが整備したイングラムをしみじみと見上げるテイなのがとてもいい。
そしてつなぎと「特車二課整備班」の文字にモエる。

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ポーズのリクエストにも快く対応していただいて感謝!

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とりあえず行ってみべぇ、くらいの気持ちでしたが、大変楽しませていただきました。


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シネマ歌舞伎「四谷怪談」 [歌舞伎]

シネマ歌舞伎「四谷怪談」を観てきました。

串田和美のコクーン歌舞伎ですので、黒子の代わりに黒スーツのサラリーマンがいたり、当然のように昭和な人が出てきたりと、斬新な演出多数。
二つの人殺しが起こる「浅草田圃の場」では、一面のススキが風でざわざわ鳴る中での闇討ちがとても雰囲気があって良かった。

こうして新しい演出で観ると、鶴屋南北の「東海道四谷怪談」が実によくできた話であることを改めて感じる。
ナンセンスだしご都合主義だしグロいんだけど、何とも言えない魅力と迫力があるんだよなぁ。
たぶん私が最も多く舞台で観たのが各種四谷怪談だと思う。

獅童の民谷伊右衛門には私はあまり色気を感じなかった。
扇雀さん好きだけど、お岩役はそれほどはまっていないような……?
七之助のお袖のあの色気はなんですか。特に目元。けしからんレベル。
勘九郎の直助はいやらしさがあまりなくて、むしろ愛嬌のある憎めないやつになっている。新鮮な直助。

舞台で観た方が面白そうだけど、映画だからこそできる映像の演出もあり、近場で安く観られるシネマ歌舞伎は有難いです。


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百年文庫 畳 [本]

百年文庫の3巻目を読みました。



収録作品は以下のとおり。

「馬乃文章」 林芙美子

何が起こるというでもないが、なんだか面白い。
売れない作家のぼやきのようなものが続くだけなんだけど、カラッとしたユーモアがあって、漱石先生の猫に雰囲気が似ている。
そのうち「放浪記」も読んでみようか。


「ある結婚式」 獅子文六

近年リバイバルブームで復刊が相次ぐ獅子文六。
NHKで新たにドラマになってましたね。
なるほど軽妙な洒落っ気があって面白い。
最後の「ざまア見ろ」が効いている。


「軍国歌謡集」 山川方夫

奇妙な居候生活が面白く、これも「何が起こるでもないが」系の淡々とした話かと思ったら、だんだんと主人公がグチグチ語り始めてメンドクサクなってきた。
最後の展開は予想外でそれなりに面白かったが、私は前出2作のような小説の方が好きだ。

ところで私は軍歌って全然知らないのだけれども、気持ちを高揚させるものだから歌うと気持ちいいのだろうね。


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ただいまの読書 [本]

パラパラっとご紹介。

「キリスト教と戦争」 石川明人



昨日読み終わった。
キリスト教にさほど興味がないので特に面白いとは思わなかったがつまらなくもない。
ヘタなドキュメンタリーでは作者の個人的な感想が邪魔なことがよくあるけど、この人の本の場合は、資料と考察よりも、その個人的な感想部分の方が断然面白い。


今読んでいるのはこちら。

「狂うひと」 梯久美子



梯さんだもの。
面白くないわけがない。

でも見て、この厚さ。

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食べても食べても減らない大盛り蕎麦のごとく、読んでも読んでもページが減らない。
すごい仕事です。脱帽。

それから、同時並行で百年文庫3巻目の「畳」を読んでいます。
3話いずれも読みやすい。
改めて、1巻目にあの自意識文学を持ってきた意図がさっぱり理解できない。





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ベルギー奇想の系譜 [美術館/博物館]

Bunkamuraで閉会間近の「ベルギー奇想の系譜」を観てきました。

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頭のおかしい絵がたくさんあって楽しかったです。
さらっとご紹介。

ブリューゲルの「七つの大罪」シリーズあたりは「バベルの塔」展でも観たような気がするな。
「マレヘムの魔女」「魔術師ヘルモゲネスの転落」は変な人々がごちゃごちゃとたくさんいて、図録とかでじっくり見たらさぞや楽しかろう。
細かく書き込まれた小品版画が多いので、混雑しているとちょっと見づらい。

ルーベンスの原画を版画に彫った「ライオン狩り」「カバとワニ狩り」は現実的にはあり得ないくらい人とライオンとかカバとかワニとか猟犬とかがごちゃっとかたまっていて妙な魅力がある。
がぶっと噛みついたライオンの顔に寄ったシワがなんかいい。

クノップフの描く女性はとても静かで美しくてこの世ではないどこかを想っているようで、青い血が流れていそう。
細く儚い主線に淡くわずかな彩色が施されいてますます神秘的。
手を重ねて目を閉じる女性の「もう、けっして」。
もう、けっして……何なのでしょうね? 余韻が残る作品。
女性と片翼の彫像を描いた「蒼い翼」も不思議と惹きつけられます。

部屋に飾りたい、と思ったのは「フランドルの雪」。
人気のないフランドルの雪景色。圧倒的な面積を占める空は朝焼けでしょうか、夕焼けでしょうか。
寂しげだけれど落ち着く絵です。

廃墟となった工場らしき建物とその前を流れる運河を描いた「運河」はあっちの世界に行ってしまいそうな雰囲気がたまらなくイイ。
部屋に飾るとほんとにあっち行っちゃいそうだからやめておこう。

ロップスの一連の作品は、サタニズムだかなんだか知らないが、エログロホラーで迫力があった。
部屋に飾りたくはないが、こっそり所蔵したい気がする。

大好きなデルヴォーとマグリットもありましたが、これといった作品はなし。

カフェでシフォンケーキと紅茶をいただき、その後、自転車仲間と合流して大はしゃぎして帰りました。
充実の一日でございました。





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川本喜八郎人形ギャラリー「君主とその武将たち」 [美術館/博物館]

渋谷ヒカリエの川本喜八郎人形ギャラリーが展示替えされたので観てきました。

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今回は「君主とその武将たち」というテーマだったので三君主揃い踏みでしたが、中でも曹操様のカリスマ性は光っていました。
顎の青いひげ剃り跡が好きです。
関羽の長く美しい髭と青龍偃月刀はやはり見事だった。
本当に絵になる武将だよなぁ。
もしゃもしゃ頭とグリグリおめめの張飛も可愛い。

平家物語の方も充実していましたが、とにかく登場人が多くて名前も似ていて覚えられない!
史上唯一、二人の天皇の后になったという多子というお姫様にドラマを感じました。

8月のワークショップでは周瑜都督との撮影会があったようですね。
血を吐いていない都督にはあまり興味がないので、まあ別にいいかな。
曹操さまと写真撮りたいなぁ!



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